【新旧比較】ロレックス デイトナ 116500LNと126500LNの違いは？買うならどっち？
ロレックス デイトナは、スポーツモデルの最高峰として長年にわたり愛され続けているアイコン的存在です。その中でも、2016年に登場したデイトナ 116500LNは、ステンレススチール製のケースとセラクロムベゼルを採用し、クラシックなデザインと最新技術を融合させた傑作として、高い人気を誇ってきました。
そんな116500LNが、2023年に発表されたロレックス デイトナ 126500LNへとモデルチェンジしました。デイトナシリーズの基幹モデルとしては、実に7年ぶりのアップデートであり、時計ファンの間では大きな話題となっています。
しかし、新旧モデルを比較した際に「ぱっと見のデザインはほぼ同じなのでは？」と感じる方も多いでしょう。確かに、126500LNは116500LNのデザインを継承しつつも、細部にわたる変更が加えられています。
この記事の目次
1. なぜ116500LNと126500LNの違いが注目されるのか？
ロレックスのモデルチェンジでは、サブマリーナやGMTマスターIIのように、ケースサイズの変更や新素材の採用など、視覚的に明確な変化が生じることが多くあります。しかし、デイトナ 126500LNは116500LNの基本デザインを踏襲しつつ、細部のディテールに洗練を加えた「進化型」として登場しました。
✨そのため、以下のような疑問を持つ方が増えています。
- ✅ 「116500LNと126500LNの違いって何？」
- ✅ 「見た目はほぼ同じだけど、性能は向上しているの？」
- ✅ 「116500LNと126500LNだったらどっちを買うべき？」
- ✅ 「価格差があるけど、今買うならどちらが得なの？」
2. デイトナ 116500LNと126500LNの違いを徹底比較
ロレックス デイトナ 116500LNは、2016年に登場して以来、その洗練されたデザインと高い実用性で、多くの時計愛好家に支持されてきました。しかし、2023年に発表されたロレックス デイトナ 126500LNは、外観こそ似ているものの、細部にわたる進化が施されています。2-1. ベゼルデザインの違い｜金属縁取りでシャープな印象に
✅ 116500LN：モノブロック・セラクロムベゼル（単一構造）
✅ 126500LN：メタルフレーム付きセラクロムベゼル
116500LNは、一体型のモノブロック・セラクロムベゼルを採用しており、ブラックの高級感ある仕上がりが特徴でした。一方、126500LNでは、このセラクロムベゼルの外周にメタルフレーム（ステンレススチール）を追加。
この変更により、ベゼルの輪郭がくっきりと浮かび上がり、よりシャープな印象を与えるとともに、視認性が向上しました。また、メタルフレームを追加することで、衝撃によるセラクロムの欠けを防ぐという実用的なメリットもあります。
2-2. インデックスとインダイアルのデザイン変更
✅ 116500LN：太めのインデックス & インダイアル
✅ 126500LN：細めのインデックス & インダイアル（16520を彷彿とさせるデザイン）
126500LNでは、インデックスとインダイアルが細くなり、よりスタイリッシュな印象になっています。これは、過去の名作Ref.16520（エル・プリメロ搭載デイトナ）を彷彿とさせるデザイン変更であり、クラシックな雰囲気を演出しています。
特に、黒文字盤のモデルでは、白いインダイアルとのコントラストがより鮮明になり、「デイトナ 黒 かっこいい」と評されることが多いです。
また、126500LNのインデックスには、夜光塗料の面積が広く取られており、暗所での視認性が向上しています。これは、日常使いを考えた際にも大きなメリットとなるでしょう。
2-3. ケース・ラグの形状の違い
✅ 116500LN：丸みを帯びたラグ & 非対称デザイン
✅ 126500LN：切り立ったシャープなラグ & 左右対称デザイン
ケースデザインにおいても、126500LNは微妙なブラッシュアップがされています。
特に目立つのが、「ラグ（ケースとブレスレットの接続部分）の形状変更」。116500LNでは、丸みを帯びたラグデザインでしたが、126500LNではラグがシャープなラインを持つ切り立ったデザインへと変更されました。
また、116500LNは左右非対称のラグデザインだったのに対し、126500LNは左右対称に設計され、全体的なバランスが整えられたこともポイントです。この変更により、ケース全体のフォルムがより洗練され、モダンな印象が強まりました。
装着感においては、126500LNの方がラグが短くなったことで、手首へのフィット感が向上しています。
2-4. 6時位置の「SWISS MADE」表記と王冠マーク
✅ 116500LN：「SWISS MADE」のみ
✅ 126500LN：「SWISS MADE」の間に王冠マークが追加
ロレックスは2023年以降、新作モデルの多くで、6時位置の「SWISS MADE」表記の間に小さな王冠マークを追加しています。
デイトナ 126500LNも例外ではなく、この新しいデザインが採用されました。視認性や機能面での違いはありませんが、最新世代のデイトナであることを象徴するディテールとして、コレクターの間では注目されています。
2-5. ムーブメントの進化｜Cal.4130からCal.4131へ
✅ 116500LN：Cal.4130（ロレックス初の完全自社製クロノグラフムーブメント）
✅ 126500LN：Cal.4131（高効率・耐久性アップグレードモデル）
116500LNに搭載されていたCal.4130は、ロレックス初の完全自社製クロノグラフムーブメントとして、2000年に登場して以来、高い評価を得てきました。
126500LNでは、このCal.4130を進化させた「Cal.4131」が搭載されています。
このムーブメントの最大の変更点は以下の3つです：
1、「クロナジーエスケープメント」を採用し、エネルギー効率を向上
2、耐久性の高い「パラフレックス・ショックアブソーバー」を搭載
3、自動巻き機構のボールベアリングを改良し、巻き上げ効率が向上
基本スペック（パワーリザーブ72時間、防水100m）は変わらないものの、耐久性と精度が向上したことで、長期使用時の信頼性がさらに高まったと言えます。
ロレックス デイトナ 116500LNと126500LN >
3. 価格比較｜116500LNと126500LNの定価と市場相場の推移
ロレックス デイトナは、常に高い市場価値を持つ時計として知られています。特にステンレススチール製のモデルである116500LNと126500LNは、需要が極めて高く、発売直後からプレミア価格がつくのが常です。
3-1. 116500LNと126500LNの定価比較
まずは、ロレックス公式の定価を比較してみましょう。| モデル | 発売年 | 定価（税込） |
|---|---|---|
| デイトナ 116500LN | 2016年 | 1,757,800円 |
| デイトナ 126500LN | 2023年 | 1,795,200円 |
✅ 116500LNと126500LNの定価の差額はわずか 37,400円
ムーブメントのアップグレードやデザインの改良が施されたにもかかわらず、定価はそれほど大きく上昇していません。
しかし、定価で購入できることはほぼなく、実際には二次流通市場での取引価格が重要となります。
3-2. 116500LNと126500LNの実勢価格（市場相場）の推移
116500LNの価格推移（発売から現在まで）
116500LNは2016年の発売直後から品薄状態が続き、価格は右肩上がりに推移しました。
| 年 | 実勢価格（黒文字盤） | 実勢価格（白文字盤） |
|---|---|---|
| 2016年（発売直後） | 約170万円 | 約180万円 |
| 2019年 | 約300万円 | 約350万円 |
| 2021年 | 約400万円 | 約450万円 |
| 2023年（126500LN発表前） | 約420万円 | 約450万円 |
| 2024年（現在） | 約430万円 | 約470万円 |
特に、白文字盤モデルの方が黒文字盤よりも高額で取引される傾向があります。
✅ 116500LNは126500LN登場後も市場価値を維持しており、価格が大きく下がることはない。
✅ 生産終了後、時間とともにさらなる価格上昇の可能性あり。
126500LNの価格推移（発売から現在まで）
126500LNは2023年の発売直後から、定価を大幅に上回るプレミア価格がついています。
| 年 | 実勢価格（黒文字盤） | 実勢価格（白文字盤） |
|---|---|---|
| 2023年（発売直後） | 約500万円 | 約550万円 |
| 2024年（現在） | 約460万円 | 約500万円 |
✅ 126500LNは発売当初、実勢価格が定価の約3倍に高騰
✅ 現在は少し落ち着いているものの、依然として高値を維持
✅ 今後、流通量が増えるにつれ価格が安定する可能性があるが、デイトナの特性上、大きく値崩れすることは考えにくい
3-3. 買取相場の比較｜116500LNと126500LNの売却価格は？
デイトナは中古市場でも非常に高値で取引されるため、売却時の価格も重要なポイントです。
| モデル | 買取相場（黒文字盤） | 買取相場（白文字盤） |
|---|---|---|
| 116500LN | 約380万円～420万円 | 約400万円～450万円 |
| 126500LN | 約420万円～450万円 | 約450万円～480万円 |
✅ 116500LNの買取相場は安定しており、生産終了による価格上昇の可能性がある。
✅ 126500LNは発売直後のため、高額買取が期待できるが、今後流通量が増えると相場は若干下がる可能性も。
さらに、「デイトナ 126500 買取」を検討する際は、複数の買取業者を比較し、適正価格で売却することが重要です。また、「ロレックス 126505 買取」（ゴールドモデル）と比較すると、ステンレスモデルの方が流動性が高く、高額買取されやすい傾向にあります。
3-4. 今後の価格推移と投資価値
デイトナは、ロレックスの中でも特に資産価値が高く、今後も値上がりが期待できるモデルです。今後の価格動向を予測するポイント
✅ 116500LNは「生産終了モデル」として、今後さらに価格が上昇する可能性がある
✅ 126500LNは発売直後のプレミア価格が落ち着くものの、長期的には上昇傾向が続く
✅ デイトナシリーズは世界的に需要が高いため、他のロレックスモデルよりも価格変動が激しい
✅ 投資目的なら116500LN、最新モデルを楽しみたいなら126500LNがオススメ
ロレックスは過去にもデイトナ 16520や116520が生産終了後に価格が急騰した事例があるため、116500LNも同じように価格が上昇する可能性が高いと予想されています。
一方、126500LNはまだ流通量が少なく、市場が安定するには時間がかかると考えられます。
4. 116500LNと126500LNはどっちを選ぶべきか？
ロレックス デイトナの中でも、116500LNと126500LNは特に人気の高いモデルです。しかし、新旧モデルの違いが微妙なため、「どちらを選べばいいのか？」と迷っている方も多いでしょう。
4-1. デザインで選ぶなら？
✅ 116500LN：クラシックな雰囲気とメリハリの効いたデザイン116500LNのデザインは、視認性が高く、スポーツモデルらしい存在感があります。
ブラックセラクロムベゼルはモノブロック構造で統一感があり、シンプルでスタイリッシュな印象
太めのインデックス＆インダイアルが採用されており、パンダダイアルのコントラストが強調されている
全体的に力強いデザインで、「デイトナ 黒 かっこいい」という印象を持つ方が多い
✅ 126500LN：シャープで洗練されたモダンなデザイン
126500LNは、微妙なデザイン変更によって、より洗練された印象を与えます。
ベゼルの外周にメタルフレームを追加し、輪郭がはっきりしたことで高級感が向上
インデックスとインダイアルが細くなり、よりエレガントな雰囲気
ケース形状がより滑らかで、腕へのフィット感が向上
クラシックなスポーツウォッチの魅力を重視するなら116500LN、より洗練されたモダンなデザインが好みなら126500LNがオススメ！
4-2. 機能性で選ぶなら？
116500LNと126500LNの基本スペック（防水性能やパワーリザーブ時間）は変わりませんが、126500LNはムーブメントが進化しています。✅ 116500LN：長年の実績があるCal.4130を搭載
2000年から使われているロレックスの定番クロノグラフムーブメント
高い耐久性と信頼性を誇る
修理やオーバーホールの実績が多く、メンテナンスのしやすさがメリット
✅ 126500LN：新世代ムーブメントCal.4131で耐久性向上
「クロナジーエスケープメント」を採用し、エネルギー効率が向上
「パラフレックス・ショックアブソーバー」により耐衝撃性がアップ
巻き上げ機構のボールベアリングが改良され、よりスムーズな動作に
長年の実績があるムーブメントを選ぶなら116500LN、新しい技術の恩恵を受けたいなら126500LNがオススメ！
4-3. 資産価値で選ぶなら？
ロレックス デイトナは投資対象としても人気があり、購入時に「どちらが今後価値を高めるのか？」を考えるのは重要です。✅ 116500LNの資産価値
生産終了モデルのため、今後価値が上昇する可能性が高い
過去のデイトナ（16520や116520）も、生産終了後に価格が上がっている
既に流通量が限られているため、希少性が増せばさらなるプレミア価格がつく可能性
✅ 126500LNの資産価値
新作モデルのため、当面は価格が高騰しにくいが、長期的には上昇の可能性あり
これからの市場での評価次第で、さらなる人気モデルになる可能性も
デイトナは基本的にプレミアがつくため、126500LNも定価以上で推移することが確実
短期的な値上がりや希少性を重視するなら116500LN、長期的な投資を考えるなら126500LNが有望！
4-4. 実用性で選ぶなら？
✅ 116500LN：実績のある設計で安心して使える7年間の市場実績があり、メンテナンス情報も豊富
ムーブメントが安定しており、トラブルが少ない
✅ 126500LN：最新設計で着け心地＆耐久性が向上
ケースデザインが微調整され、フィット感が向上
ムーブメントが改良され、より快適に使用可能
日常使いを重視するなら126500LN、安定性を求めるなら116500LNがオススメ！
4-5. 116500LNと126500LNはどちらを選ぶべきか？（まとめ）
| 選び方 | 116500LN | 126500LN |
|---|---|---|
| デザイン | クラシックで力強い印象 | シャープで洗練された印象 |
| ムーブメント | 実績のあるCal.4130 | 最新技術のCal.4131 |
| 資産価値 | 生産終了で将来価値上昇の可能性 | 長期的な価格安定が期待 |
| 実用性 | 安定性がありメンテナンスしやすい | 新しい設計で快適な着け心地 |
✅ クラシックなデザイン、実績のあるムーブメント、資産価値を重視するなら116500LN
✅ 最新技術、高級感のあるデザイン、実用性を求めるなら126500LN
結局のところ、どちらを選んでもデイトナというブランドの価値は不変です。自分のスタイルや目的に合った一本を選ぶことが最も重要です。
5. まとめ
ロレックス デイトナは、その高いデザイン性と機能性、そして資産価値の高さから、世界中で人気を誇るモデルです。116500LNと126500LNの違いを比較し、それぞれの魅力や選ぶべきポイントを整理してきました。最終的に、どちらを選ぶかは「クラシックな魅力を重視するか、それとも最新技術を求めるか？」によります。
ロレックス デイトナは、単なる時計ではなく、長い歴史と伝統を受け継ぐ「特別な存在」です。
今回のモデルチェンジで、116500LNと126500LNのどちらを選ぶべきか迷う方も多いと思いますが、どちらを選んでも「正解」です。
・クラシックなデザインを大切にしたいなら、116500LNを。
・最新技術と洗練されたデザインを求めるなら、126500LNを。
デイトナは世界中の時計愛好家から愛され続け、今後もその価値は不変です。
もしあなたがロレックス デイトナの購入を検討しているなら、この記事を参考にしながら、自分にとって最適な一本を見つけてください！